「性行為漬けの現実」21歳女子大生が語る、風俗店でのキツい16時間勤務
「1日100人とヤッて、本当にキツい」風俗店に16時間勤務して“性行為漬け”…21歳の貧困女子大生が直面する“ヤバい ... - ニコニコニュース 「1日100人とヤッて、本当にキツい」風俗店に16時間勤務して“性行為漬け”…21歳の貧困女子大生が直面する“ヤバい ... ニコニコニュース (出典:ニコニコニュース) |
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コロナ禍でアルバイトができなくなり、経済的な打撃を受けた大学生のなかには、生活のために体を売る選択をした女子大生も少なくないという。彼女たちは、なぜ風俗嬢となったのだろう。そして、どんな厳しい状況に置かれているのだろうか?
ここでは、ノンフィクションライターの中村淳彦氏が、女子大生の貧困と性産業の関係に迫った書籍『ルポ 女子大生風俗嬢』(宝島SUGOI文庫)より一部を抜粋して紹介する。(全2回の1回目/2回目に続く)
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新型コロナで死に体の下層風俗嬢緊急事態宣言が続き、大塚のピンクサロンも、20時までの時短営業だった。20時になるとピンサロを含む、すべての店は電気を消して閉店準備となる。ピンサロ街の方向から女性が続々と駅に向かう。おそらく仕事を終えたピンサロ嬢たちだ。彼女たちの疲れた後ろ姿は、もの悲しかった。
20時15分頃。大塚駅前にピンサロの仕事を終えた加藤恭子さん(仮名/21歳)がやってきた。九州出身、福祉系大学3年生だ。学費と生活費のために大学1年からピンサロや激安デリヘルで働き、今も大学生をしながら風俗のダブルワークを続ける。自宅は西武線沿線で家賃5万5000円、日本学生支援機構の第二種奨学金を月8万円借りている。
大塚駅前の店は、どこも開いていない。仕方ないので、反対側の南口駅前で話を聞くことにした。肌寒いので何本か缶コーヒーを買う。
「ピンサロは今、12時~20時の営業でシフト制。いつもは16時からの遅番なので4時間しか働けない。コロナでお客さんは半分くらいに減って、私は大丈夫だったけど、みんな出勤制限がかかったり、お客さんがいなかったら早退させられたりしてる。店はそういう人件費削減をしていますね」
生き残るために行っていた“工夫”とは?コロナによって風俗嬢の働き方は大きく変わってしまった。デリヘルやソープランドなど、一般的な風俗店は完全出来高制で、お客が減るとダイレクトに収入が減る。お客が半減したなかで収入を維持させるためには、長く待機してお客を取る、もしくは直引きするか。直引きとは、お客さんと店を通さずに会って稼ぐこと。風俗嬢たちは、それぞれ工夫しながら生き残りを図っている。
一方、ピンサロやキャバクラは店舗型の営業で時給制だ。女の子たちは店側に管理されている。店の支出は人件費がほとんどで、出勤日数や働ける時間を減らして調整する。お客が半減すると、女の子たちの働く時間も半分に減らされて時給制のキャバ嬢やピンサロ嬢たちは、コロナの影響をモロに受けている。恭子さんが勤めるピンサロは、若い女の子は現状維持、売れない女性や年配女性の勤務時間が減らされているようだ。
時給2300円、16時間連続勤務「上京してすぐデリヘルで働いて、それからピンサロに移った。いろんなピンサロで働きました。回転系の店でみっちりやっていたときは、朝7時~23時の通しとか。時給2300円くらいだったかな。休憩なしの2300円×16時間で、日当はまぁ3万6000円くらい。夏休み中はそれを週5日とかやって月収は70万円くらいでした。そこまでやると、さすがに疲れます。ずっと誰かと性行為をしているので、本当にキツイです」
東京のピンクサロンは2回転、3回転の制度があり、ピンサロ嬢たちはひたすら口淫という過酷な労働になる。
「回転系の忙しい店だと、本当に1日100人とか。キツいです。回転だからバックが付かないので、モチベーションが上がらない。余計にキツい。どんだけフェラをやらされても、報酬は時給だけ。普通、ピンサロって1人付いたら時給とは別にプラスいくらっていうところが多いけど、回転系の店はもともとの客が払う金額が安いから、女の子にバックが入らない。私がいたところは、そういう条件の悪いところ。だから、今の大塚では回転なしの店でやってます」
家計を助けるためアルバイトしていた高校時代恭子さんは少しポッチャリとした体型で、雰囲気は地味だ。やはり中学や高校のクラスでは目立たないタイプだったようだ。九州の実家は、シングル家庭。物心ついた頃から父親はいなくて、母親は雇われの美容師をしながら恭子さんを育てた。美容師の収入は低い。大学進学費用をまかなえるような家庭ではなかった。
「母子家庭で、さらに現役時代に未払いで年金をもらえていない祖父母がいた。母親は給料13万とか14万円で、住宅ローンも抱えている。お金はまったくないと思います。家庭が経済的に苦しいのは、一目瞭然だったので、高校時代からバイトして家にお金を入れていました。高校1年のときから扶養控除ギリギリくらいまでバイトして、月4万円を家に入れてました」
高校時代は、ホテルの配膳の仕事をした。授業が始まる前のモーニングの時間に働いたり、学校が終わってから駆けつけてディナーの配膳をした。学校とバイト先の往復で、恋人みたいな存在はできたことがなかった。恭子さんはなんと処女のまま上京、男性経験が一切ないままデリヘルに勤めている。
〈「ずっと男性器にまみれた生活を送っている」処女のまま大学1年で風俗嬢に…21歳の貧困女子大生が、風俗店を辞められないワケ〉へ続く
(中村 淳彦/Webオリジナル(外部転載))
(出典 news.nicovideo.jp)
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