ニュースリアル速報

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    社会問題


    性別問わず500人に調査!文末の「。」が威圧感を与える?


    マルハラとは、主にチャットなどのSNSの文面において、句点(。)を使用することで威圧感を与えさせてしまうことを表す造語である。マルハラスメントの略称。 2024年1月28日放送のAbemaTVの番組、『ABEMA的ニュースショー』で一部ネットで話題になっている現象があるとしてマルハラ
    4キロバイト (592 語) - 2024年3月29日 (金) 13:13


    文末に「。」を使うのは普通のことでしょ。威圧感を感じる人もいるのかな?

     文末が「。」だと威圧感があるか?──マーケティング支援事業を手掛けるフォーイット(東京都渋谷区)は5月8日、「マルハラ」と呼ばれる現象に関する調査結果を発表した。全国の20~60代の男女500人を対象に、Webアンケートを実施。「先輩や目上の人からのメッセージで、文末が『。』で終わる文章を受け取ったときどう感じるか?」などを聞いた。

    【その他の画像】

     マルハラとは「マルハラスメント」の略称。LINEなどで中高年から受け取ったメッセージの文末が句点だと、若者は距離感や冷たさを感じて恐怖を抱くというもの。2月上旬に、産経新聞などがこの言葉を報じ、ネット上で議論になっていた。産経新聞の記事では、23歳女性から「読みやすくするための句点でルールだと理解しているが、区切られてシャットダウンされている印象がある。会話が続けにくい」などの意見が上がったという。

     調査では、句点終わりの文章に対してどのように感じるかに対して「丁寧さ」「威圧感」「距離感」「怒っている」「あまり気にしたことはない」の5つの選択肢を用意。複数回答可としたが、「あまり気にしたことはない」を選択した場合は単一回答としている。

     調査の結果、回答数が最も多かったのは「あまり気にしたことはない」で64.8%を占めた。次点では「丁寧さ」が24.6%が入り、以降は「威圧感」(9.0%)、「距離感」(6.0%)、「怒っている」(3.6%)と続いた。そのため、句点終わりの文章をマルハラだと、ネガティブに受け止めてしまうユーザーが約1割ほどいる結果となった。

     年代別結果では、60代の79.0%が「あまり気にしたことはない」と回答した一方、20代は53.0%、30代は59.0%と若い年代ほどマルハラを気にしている傾向が見られた。感じ方についても「丁寧さ」が全年代で最も多く、若い世代ほど「威圧感」や「距離感」「怒っている」と感じる人が多くなり、世代間でギャップが生じる結果となった。

     この結果について、フォーイットは「現在、企業のコンプライアンスの徹底が図られ、ハラスメントの防止に力を入れている企業も増えつつある。しかし、マルハラの場合はパワハラやセクハラとは違って、言動そのものに問題があるわけではなく、現状では対策が難しいと言わざるを得ないかもしれない。ただ、異なる背景・価値観を持つ人がいることを理解し、お互いに尊重し合うことが必要不可欠だといえるだろう」とまとめている。

    文末が「。」だと威圧感がある?


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    ロシア人男性、髪の毛を「ウクライナ色」に染めて罰せられる!


    ウクライナ関係記事の一覧 かつてのウクライナの国家の一覧 ウクライナの世界遺産 ウクライナの国旗 ウクライナウクライナウクライナ憲法 ウクライナ正教会 ウクライナ (小惑星) ウクライナの芸術 ウクライナの七名所 2022年ロシアのウクライナ侵攻 ウィキメディア・コモンズには、ウクライナ
    201キロバイト (23,320 語) - 2024年5月7日 (火) 12:41


    「面白い罰でしたね。でもやっぱり軍隊に行かされるのは厳しいですよね...」

    カラパイアの元の記事はこちらからご覧ください


    image credit:X

     2022年2月24日、ロシアが始めたウクライナへの全面的な軍事侵攻は今もまだ続いている。そんな中、髪の毛を黄色と青に染めた1人のロシア人青年が、「髪の毛をウクライナの国旗の色に染めた」罪で、当局に逮捕された。

     この青年が暴漢に襲われ、スマートフォンを盗まれたことで警察署に被害届を出しに行った。ところがそこで、髪の毛の色がけしからんと、逆に逮捕されてしまったのだ。

     彼は拘留されたのち、軍への入隊のための召喚状を手渡され、軍事訓練を受けることになったという。

    【画像】 暴漢に襲われ、被害届を出しに行った警察で逮捕された男性

     4月27日の夜、モスクワ在住のスタニスラフ・ネテソフさんは仕事帰りのバス停で暴漢に絡まれ、暴行を受けてスマートフォンを盗まれ、歯を折られた。

     翌日になって被害届を出すために警察を訪れた彼は、逆に警察官に取り調べを受けることになった。理由はその青と黄色に染めたヘアカラーにある。

     正確にいうと、左右には少しだけ緑の部分もあるのだが、上が青で下が黄色なので、後ろから見るとウクライナの国旗色に近いものがある。

    [もっと知りたい!→]ウクライナ・キエフの人々に愛された猫「パンテレイモン」の記念碑

     警察はこの2色がウクライナの象徴であることから、彼の髪はロシア軍に対する違反行為であるとして、ネテソフさんを拘留したのだ。

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    image credit:Oddity Central

    ウクライナを表す「青と黄」はロシアでは犯罪とみなされる

     青色と黄色はウクライナを表す色であることから、開戦以来、ロシアではこの2色を並べて表示することは犯罪とみなされるという。

     髪色はもちろん、衣類や建物、芸術作品に至るまで、青と黄色は隠すか消すかが義務付けられているのだ。

     前夜に起きた暴行事件も、おそらくは彼がウクライナの支持者だと思われた結果、愛国者たちによって起こされたものだったのかもしれないとも推測される。

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    image credit:photoAC

     ネテソフさんは当局に指紋を採取され、軍への登録及び入隊事務所への召集状を手渡された後、「塹壕の中で祖国の土に接吻するように」と宣告されたそうだ。

    「ウクライナ」に神経過敏になるロシアの状況

     ネテソフさんの事件後の4月28日には、青い海を背景に黄色いジャケットを着て写した写真をSNSに投稿した女性、アントニダ・スモリナさんが、「敵のシンボル」だとして警察に通報されるという騒ぎも起こっている。

     何らかの確固たるポリシーがあったのか、それとも単に若気の至りで、何も考えていなかったのかはわからないが、とにかく今のロシアで青と黄色は鬼門なのである。

     開戦以来既に2年が過ぎ、世界の関心も一時期ほどではなくなってきている感はあるものの、ロシアにとって、ウクライナはあくまで「敵」という認識のようだ。

    幸いにして前線行きは免れたものの……

     幸いなことに、その後警察当局が軍に確認したところ、ネテソフさんには兵士としての適性がないと判断され、「召喚状については忘れていい」ということになったらしい。

     とはいえ今回の「犯罪」により、ネテソフさんには最長5年の懲役刑か、最高5万ルーブル(約8万4,000円)の罰金が科される可能性があるとのこと。

     好きな色も自由に使えないとか、ちょっと行き過ぎている部分もあるかとは思うのだが、スウェーデンの国旗も青と黄色だし、IKEAとかもうどうするの?って感じである。

    References:Russian Man Gets Prosecuted for Dyeing His Hair Yellow and Blue / written by ruichan/ edited by parumo

     
    画像・動画、SNSが見られない場合はこちら

    髪の毛を「ウクライナ色」に染めたロシア人男性、罰として軍隊への召喚状を手渡される


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    中国での武士風衣装に対する差別や攻撃が深刻化?


    和服 (カテゴリ 民族衣装)
    和服(わふく)とは、日本在来衣服ことで、近年では日本における民族服ともされる。着物(きもの)ともいう。洋服対義語としても用いられる。 和服という用語 「和服」は、文字通り「和」「服」、すなわち日本の衣服という意味である。この言葉は明治時代に西洋衣服つまり「洋服」に対して、「従来日本の衣服」を表す語として生まれたレトロニムである。…
    91キロバイト (14,420 語) - 2024年4月28日 (日) 09:47


    「日本の武士風衣装を着ているだけでボコられるなんて可哀想だ。人種差別なんてやめてほしい」


    中国のSNS・微博(ウェイボー)に7日、日本の武士風衣装を着てうろついていた男性が熱心な市民に捕まってボコボコにされ、ついには「私は中国人だ」と叫んだとする動画が投稿され、注目されている。

    中国では4月にも、和服を着て踊っていた女性2人が周囲にいた人の怒りを買い、多くの人が押し合いになる騒動に発展し、警察が介入する出来事が報じられた。

    この動画について、ウェイボー上では「どんなコスプレをしようとその人の自由だが、中国人として日本人のふりをするのだけはだめだ」「中国人民の感情を害した」「自業自得だ」「(武士風衣装を着ていたのが)日本人だったら、たぶん手を出す勇気はないだろう」などのコメントが寄せられた一方で、「どんな理由があっても、人を殴るのはよくないと思う」「人を殴る者は厳罰に処されなければならない」との声もあった。(翻訳・編集/柳川)

    中国のSNSに7日、日本の武士風衣装を着てうろついていた男性が熱心な市民に捕まってボコボコにされ、ついには「私は中国人だ」と叫んだとする動画が投稿され、注目されている。資料写真。


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    日本で始動する「ONE MORE STEP INITIATIVE JAPAN」が難民支援プロジェクトを開始


    特定非営利活動法人国連UNHCR協会(こくれんユーエヌエイチシーアールきょうかい、英称:Japan for UNHCR)は、東京都港区に本部を置く特定非営利活動法人(NPO)である。世界各地にある「国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の国内委員会」の一つであり、日本における公式支援窓口として、民間からの寄付募集・広報活動を行っている。…
    9キロバイト (1,065 語) - 2024年2月24日 (土) 15:46


    このプロジェクトは非常に素晴らしい取り組みだと思います。難民の方々と共に未来を築いていく姿勢に感動しました。

    特定非営利活動法人 国連UNHCR協会(東京都港区)は、4月23日(火)より、日本の企業・団体から難民支援の輪を広げていく新プロジェクト「ONE MORE STEP INITIATIVE JAPAN」を始動します。

     ウクライナでの紛争が3年目に入り、解決の兆しが見えない中、各地で紛争や暴力が深刻化し、中東では現在も悲惨な人道危機が続いています。報道頻度が減っているシリア、アフガニスタン、スーダンなどでも状況は依然厳しく、紛争や迫害で故郷を追われた人々は世界で1億1000万人を超え、日本の人口に迫る数に達しています。


     一方で、近年の世界情勢を受けて、日本各地で難民支援の輪がひろがり、日本の企業・団体による独自の支援事例も生まれています。さらに日本は2023年末に開催された「第2回グローバル難民フォーラム」(注)の共同議長国となり、4年間にわたって世界の難民支援をリードする役割を担っています。


     国連UNHCR協会は、この「第2回グローバル難民フォーラム」を起点に「日本で難民をいっぽ身近に感じ、いっぽ前へ進む後押しをする」ため、企業や団体の発信力を活用した新たなプロジェクト「ONE MORE STEP INITIATIVE JAPAN」を始動します。日本に住む私たちの生活の中にある製品やサービスを通じて、この問題をもっと身近に感じてもらうこと、その結果、避難を強いられた人々の生活を「あといっぽ」後押しすることを目指す、企業・団体の皆様と連携した取り組みです。


     私たちの生活に密着する衣・食・住をはじめ、日々の買い物やポイント、エンターテインメント、そして職場などを通じて難民問題を身近に感じ、「社会全体で取り組む難民支援」を企業・団体の皆様と共に目指していきます。


    <企業・団体の特性や強みを活かした多様な支援分野>

    ※上記支援分野は一例です。企業・団体の事業領域により支援分野は随時追加されます。


    ONE MORE STEP INITIATIVE JAPAN につながる取り組み>

    ・顧客や従業員が参加できる難民支援

    - 寄付付き商品やサービスの展開を通じた難民支援キャンペーンやイベントの開催

    - 社内募金や社員からの寄付金に企業からの寄付も加えて支援するマッチング寄付

    - 難民支援をテーマにした社内勉強会やチャリティイベントの開催

    ・本イニシアチブが実施するイベントへの参加や協賛

    ・本イニシアチブ賛同企業間でのコラボレーション


    本イニシアチブの立ち上げにあたり、すでに国連UNHCR協会との難民支援をスタートされている企業・団体の取り組みをONE MORE STEP INITIATIVE JAPANウェブページ上でご紹介しています。


    「ONE MORE STEP INITIATIVE JAPAN」公式ウェブページ

    https://www.japanforunhcr.org/how-to-help/one-more-step-initiative/


    本イニシアチブにご関心をお寄せいただいた企業・団体様は、上記ウェブページの問い合わせフォームからぜひご連絡ください。


    ■グローバル難民フォーラムとは
    4年に一度、政府機関、国際金融機関、民間企業、人道機関、開発機関、難民、市民社会の代表が世界中から一堂に会し、それぞれの難民支援の取り組みやアプローチを共有する場。2023年12月にスイス・ジュネーブで「第2回グローバル難民フォーラム」が開催され、共同議長国は、日本、コロンビア、フランス、ヨルダン、ウガンダが務めました。https://www.unhcr.org/jp/global-refugee-forum


    ■特定非営利活動法人 国連UNHCR協会とは
    国連UNHCR協会は、日本におけるUNHCRの公式支援窓口として2000年に設立されました。UNHCR駐日事務所と連携しながら、UNHCRの活動を支えるために、企業・団体・個人などの民間を対象とした広報・募金活動を行っています。皆さまからのご寄付に対して、寄付金控除(税制上の優遇措置)の領収証を発行することができる認定NPO法人です。https://www.japanforunhcr.org/

    配信元企業:特定非営利活動法人 国連UNHCR協会

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    (出典 news.nicovideo.jp)

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    飲み会を避ける人が大損?若手が知らないお得なリターンとは


    宴会 (飲み会からのリダイレクト)
    日本において、飲み会や呑み会とも呼ばれ、お酒を「飲む」を意味する。 「飲み会」の場合は、基本的に居酒屋など個室で仕事の時間外に開催される。田端信太郎へのインタビューの際に新R25副編集長の天野俊吉は社内飲み会のイメージについて、まされる、毎回同じ話題、気を遣うとの意見を述べている。田端は社内の飲み会
    24キロバイト (3,653 語) - 2024年4月23日 (火) 06:48


    飲み会 - YouTube

    (出典 Youtube)


    飲み会はつまらない、と思っていたけど、実際に参加してみたら部署の人とのつながりが深まり、仕事がしやすくなった。お金以上の価値があるんだね。

    飲み会に参加するのは時間とお金の無駄なのか。文筆家の御田寺圭さんは「SNSでは若い世代を中心に飲み会の評判が悪い。それでも『飲み会には行っておけ』と言いたい。なぜなら極めて“コスパ”が良いからだ」という――。

    ■SNS時代の嫌われモノ「飲み会」

    令和の時代にそぐわない唾棄すべき催しとして、SNSでは論をまたずに忌み嫌われているものがある。

    飲み会である。

    飲み会について、SNSでは若い世代を中心にしてそれを嫌がる声がいくつも聞こえてくる。

    「なんでカネを払ってまで上司の説教を聞かないといけないのか」
    「なんで仕事の延長のような奉仕をしないといけないのか」
    「しかも自腹を切ってまで」

    ――など、とにかく飲み会の評判はめっぽう悪い。

    なるほど一理あるように見える。仕事以外では顔を合わせたくない人と、仕事の後まで付き合ってしかも説教まで聞かされた日には、味わう疲れは倍増である。お酒が飲めない人にとっては、お酒を強要される雰囲気もいたたまれない。「日本社会そのものが働く者にとって総じてブラックである」というきびしい批判が起こる原因の一端が飲み会にあるという指摘も、まったく的外れだとは思わない。

    ……けれども、自分はあえて言いたい。

    「飲み会には行っておけ」と。

    このような言明はSNSウケが最悪であり、この記事も方々で非難を受けてしまうかもしれないが、それでも言いたいのだ。アルコールへの風当たりが強くなっていると先月の記事で書いたばかりなのに、それでも私が「飲み会には行っておけ」と推奨する理由は明快だ。飲み会は、きわめてコスパがよいからだ。

    ■「5000円と3~4時間」で十分すぎるリターンが得られる

    なぜ飲み会のコスパがよいのか。

    飲み会あるいはそれに類する慰労会や社員旅行も含めた行事に参加するときに支払うコストにくらべて、参加することで手に入れられる社会人生活上のメリットが大きいからだ。

    いちどの飲み会で支払うコストは高くてもせいぜい5000円と3~4時間である。それが若手社員からすればけっして安いコストではないのはわかるが、しかし5000円と3~4時間をかけるには十分すぎるリターンがある。かりに飲み会以外の場で、飲み会に費やしたのと同じ経済的・時間的コストをかけたとしても、飲み会に参加することと同等以上の便益を得るのは容易ではない。私に言わせてもらえば無理である。

    飲み会は総じて費用対効果の期待値が大きく、お金と時間をかけるに値する魅力的な投資対象であるといえる。では具体的に、飲み会にお金と時間を投じることで、どのようなリターンが期待できるのか。

    ■偉い人の「声をかけてみるリスト」に入りやすくなる

    それは端的にいえば「おぼえ」のよさである。

    この「おぼえ」とは少し古風な言葉かもしれないが、わかりやすくいえば評判とか信任とか重用といった言葉の総称である。飲み会に参加すれば、目上・上役の人つまり会社の偉いオジサン連中から自分の顔とか名前とか為人(ひととなり)とかを、文字どおりの意味で「おぼえ」てもらうことができるのである。

    「なんだよ、おぼえてもらえるだけかよ」と侮るべきではない。なぜなら、自分のことを「おぼえ」てくれたその偉いオジサンが新しい企画やプロジェクトを立ち上げたとき、そのメンバー編成の際にオジサンの脳内に出力される「声をかけてみるリスト」のなかに、なんとなく「おぼえ」ていたその若手社員の顔や名前がボヤ~と浮かび上がってリストインされる確率が高くなるからである。

    偉いオジサンは、一緒の部署でつねに同行してその働きぶりを知っているような緊密な間柄でもないかぎり、社内のある若手や中堅がどういう人でどういう能力を持っていてどういう働きをしているのかを往々にしてよく知らない。それもあって、意外と「ノリ」で人選してしまうことがある。

    「いやいやいや、そんな適当な前時代的な方法で決めるんじゃないよ」――とツッコミたくなってしまうかもしれないが、しかし令和の時代だって「飲み会では好青年に見えたし、彼なら新規の客先に出してもなんとなくイケそう」くらいのふわっとした感じで決めてしまうことはそれなりにあったりするのだ。非科学的だとか非論理的だと言われてしまうかもしれないが、本当にそうなのだから仕方ない。

    ■仕事に自信がある人こそ飲み会のコスパは高い

    「普段の仕事より飲み会での態度がチャンスにつながるなんて馬鹿げている。公私混同だ」といった批判はたしかに一理あるとは思うが、しかし仕事ぶりに評価されるに足る自信がある人こそ、飲み会に参加して「おぼえ」を得ておくことのコスパは抜群なのである。たった5000円や3~4時間を惜しんだくらいで、その高い職務遂行能力を発揮できる舞台を逃してしまうのはあまりに勿体ない。

    いずれにしても、偉いオジサンの「とりあえず声をかけてみるかリスト」に(たとえぼんやりでも)顔も名前も入らないのでは、チャンスが巡ってくる確率はかぎりなくゼロであることは事実だ。この事実を踏まえたうえで、どう行動するかは人それぞれの自由だ。飲み会に参加しないのも自由だし、参加するのも自由だ。選んだ自由によって結果もまたそれぞれ異なる。ただそれだけのことだ。

    あるいは偉いオジサンの「おぼえ」を得られなかったとしても、同僚や仲間との「つながり」を得ることができる。それによって、自分がミスしてしまったときや困っているときに、周囲からのフォローを得られやすくもなる。さらに幹事を勤めれば「つながり」の恩恵はなおのこと強くなる。飲み会の幹事はだれだって他人に任せたいと思うし、そういう“しんがり”的な役割を引き受けてくれた人には、意識的か無意識的かは別として、人は「借り」を感じるからだ。

    ■「おやじの気分」で物事が決まってしまうという身も蓋もない事実

    「オジサンの気分で右往左往してしまうなんて、そんなものくだらない」
    「偉そうなオジサンがなんでも適当に決めてしまう仕組み自体がおかしい」

    こうした批判的意見もある。これまた一理あるだろう。

    しかし残念ながら、世の中の多くの場所ではいまだ「おやじの気分」でだいたいのことが決まってしまう傾向があるのもまた身も蓋もない事実なのである。それこそ会社組織だけでなく、政治でも行政でも自治会でも教育機関でも同じようなものだ。この世の中のありとあらゆる領域では多かれ少なかれそこにいる偉いオジサンの「気分」によって大事な決定がしばしばくだされてしまうし、その決定によって末端の現場は右往左往するのである。

    偉いオジサンの気分ひとつで生じた混乱に振り回されたりしわ寄せを食らったりするばかりではなく、その気分によって美味しい思いができるチャンスを増やすためにこそ、飲み会に参加することはきわめて有用なのだ。偉いオジサンの気分次第で損をするか得をするかは人それぞれだ。得をする確率を高めたいのであれば、飲み会に行くのが最善手であるということである。

    ■“偉いオジサンの気分”とは無縁ではいられない

    人間社会には往々にして、オジサンの気分によって大きく動いてしまう構造がある以上、それと完全にかかわらないで生きることは(そういう生き方を実現できればそれはそれで理想かもしれないが)きわめて難しい。オジサンの気分を跳ね返せる圧倒的な才能やスキルを持っている人ならともかく、我々は凡人だ。大なり小なり、私たちは偉いオジサンの気分とは無縁ではいられないのである。

    どうせなら自分の「おぼえ」をよくしてあわよくば懐に入り込み、オジサンの何らかの気分が発生したとき、そのコンテクストをうまく操作できるようなポジションに将来的に就いてしまう強かさがあったほうが、きっと社会人生活も楽しくなる。いまの若い人に必要なのは、オジサンの存在を辟易して遠ざけるより、あえて懐に入って自分の道を切りひらこうとする、そうした強かなふるまいである。

    ■「飲み会への参加」はお値段以上の買い物

    大事なことなのでなんどでも強調するが、「偉いオジサンの気分やノリで、わりと大事なことが決まってしまう」という身も蓋もない因習がこの社会にはある。それが良いか悪いかは別として、事実としてあるものはあるのである。

    この構造自体の是非を問う議論は別個に存在するだろうが、たった5000円・3~4時間のコストを支払うだけでも、この因習によって自分が受ける影響が必ずしも悪いものばかりでなくなる(確率が上がる)と考えたならばどうだろうか。「飲み会への参加」というのはお値段以上の買い物であるといえるのではないか。

    もちろん飲み会で偉いオジサン連中に媚びているだけで青天井に評価を高められたり分不相応な重役に抜擢されたりするほど会社組織は甘くない。結局最後は「働き」で評価されるものだ。そこは留意しておきたい。とはいえ、「働き」それ自体が優秀なのに、イマドキのSNSの論調に感化され「飲み会への参加」に対して著しい忌避感や抵抗感を持っている人は、それだけでせっかくの「働き」の評価を「おぼえ」によってさらにブーストさせられる貴重な機会を見逃していることも少なくない。これはもったいないことだ。

    ■「働き」で得られる効用をブーストさせるのが「おぼえ」

    言い換えれば、「働き」は「おぼえ」があることによってそのシナジーを爆発させるということでもある。

    この「おぼえ」という資源は普段の生活ではなかなか手に入れられない。大型の案件を顧客から手に入れてきたり、あるいはコツコツ働いていてたまたま偉いオジサンの目に留まったりして、絵にかいたサクセスストーリーを歩みながら「おぼえ」を得る人もいるが、それは相当にレアケースだ。一般的には得がたい資源である「おぼえ」が時々、それも5000円や3~4時間というコストだけで簡単に手に入れられるイベントが、会社組織では定期的に開催されるのである。あえて行かない理由があるだろうか?

    自分の「働き」で得られる効用や便益や評判をさらにブーストさせる貴重な資産である「おぼえ」を、それほどの対価を支払わずして手軽に得られるチャンスであると考えればどうだろうか。SNSでは満場一致で忌み嫌われている時代遅れの陋習(ろうしゅう)「飲み会」も、意外と見るべきところがあり、それこそお値打ちな買い物に見えてきたはずだ。

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    御田寺 圭(みたてら・けい)
    文筆家・ラジオパーソナリティー
    会社員として働くかたわら、「テラケイ」「白饅頭」名義でインターネットを中心に、家族・労働・人間関係などをはじめとする広範な社会問題についての言論活動を行う。「SYNODOS(シノドス)」などに寄稿。「note」での連載をまとめた初の著作『矛盾社会序説』(イースト・プレス)を2018年11月に刊行。近著に『ただしさに殺されないために』(大和書房)。「白饅頭note」はこちら

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    ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/kuppa_rock


    (出典 news.nicovideo.jp)

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