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    モーリー・ロバートソン


    「モーリーの言葉に学ぶ。変化を受け入れる心構え」


    モーリーロバートソン(Morley Edmund Robertson、1963年1月12日 - )は、日本を中心に活動している米国籍のタレント、DJ、ラジオパーソナリティ、ミュージシャン、コメンテーター。ニューヨーク生まれの広島市育ち。『モリロバ』とも。 パートナー(事実婚)は女優の池田有希子。実弟は米国軍保健科学大学助教のDr…
    33キロバイト (3,754 語) - 2024年2月15日 (木) 12:32


    「変化を恐れずに受け入れることが大切ですね。自分もいつかは変化を受け入れられるように努力したいと思います」

    モーリー・ロバートソン「挑発的ニッポン革命計画」『週刊プレイボーイ』で「挑発的ニッポン革命計画」を連載中の国際ジャーナリスト、モーリー・ロバートソンが、変わりゆく日本社会で「取り残されつつある人々」について考察する。

    * * *

    かつてサラリーマンの街といわれ、ワイドショーやニュース番組の"街の声"収録の代表地でもあった東京の新橋や有楽町エリアを歩き回ってみると、驚くほど見事に高齢の日本人男性客ばかりいる古い飲食系商業ビルがいくつかあります。

    街はそれなりに多様で、若者も女性も外国人も、さまざまな人たちがいるのに、そこはまるで遠心分離機できっちり分けられたかのよう。その街を"楽園"として占拠してきた記憶を持つ人たちが、「今まで俺たちも頑張ってきたよな」とお疲れさま会をしているようにすら見えてしまいます。

    米『ニューヨーク・タイムズ』は先日、「Japan's Labor Market Has a Lesson for the Fed(日本の労働市場にはFed〈米連邦準備制度。雇用や物価の政策を管轄〉にとっての教訓がある)」と題した経済記事を掲載しました。

    同記事は、日本で女性の労働参加率が急上昇しアメリカを超える水準になったことは政策のおかげでもあるけれども、政府や経済学者の予想を超えて女性たちが「働きたがっていた」ことが最大の要因であると指摘。管理職の割合が低い、非正規雇用が多いといった課題は残りつつも、アメリカが参考にすべき事例であると紹介しています。

    この「課題」は制度的にも社会の姿勢としても当然是正されていくべきことですが、従来の既得権層である高齢男性層が労働市場から退場していくに従い、自然と解消されていく側面もある。今後はよりフェアな、個人の能力や頑張りに応じた"格差"の勾配が生まれるでしょう。

    そして、日本社会における従来の既得権層を追いやるもうひとつの存在が外国人です。

    これだけ若い労働力が不足しているわけですから、政府も経済界も、本音の部分では移民の増加を望んでいることはおそらく間違いありません。少子高齢化の副作用として"票の力"が強くなってしまっている高齢者たちに表向きは配慮しつつ、労働市場にはなし崩し的に外国人が増えていくはずです。

    一般的に移民政策について、カナダ、オーストラリア、シンガポールなどはうまくやっている国といわれています。一方で近年、ドイツなど欧州の国々では、政情不安定な国から逃れてきた不法移民をどこまで許容するかという課題が社会に突きつけられています。アメリカでも移民政策を巡る分断が(トランプ前大統領による扇動も手伝って)正念場を迎えています。

    ただ、忘れてはならないのは、どの国も「そもそも移民を受け入れるかどうか」というレベルの議論をしているわけではありません。人道面のことを抜きにしても、先進国が社会を強くし、経済を成長させ続けるためには「受け入れる」の一択しかない。30年間経済を成長させられなかった日本で「やっぱり移民政策は間違いだ!」と叫ぶのは、言葉を選ばずに言えば「周回遅れ」です。

    とはいえ外国人が増えることで、一部地域の治安の悪化や文化的な摩擦が起きることはおそらく避けられません。そこでナショナリズムや排外主義、軋轢や分断をコントロールしていく役割が、政策や社会的議論に求められます。

    従来の日本社会における「普通」が失われていくという変化を受け入れられない人々には、居酒屋で「お疲れさま」とビールをつぐことくらいしかできることはないのです。

    週刊プレイボーイでコラム「挑発的ニッポン革命計画」を連載中のモーリー・ロバートソン氏


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    「モーリーが警告!自民党は『幽霊船』と化し、沈没まで秒読みか」


    ボディボードの創始者、トム・モーリー。ボディボードブランド・モーリーは90年代後半からモーレーと呼ばれる。 アメリカの物理学者、エドワード・モーリー。 カナダのプロレスラー、ショーン・モーリー ルネサンス音楽末期のイギリスの作曲家、トマス・モーリー。 アメリカ・CBSテレビの番組『60…
    3キロバイト (407 語) - 2023年4月26日 (水) 14:34


    「自民党が幽霊船になりつつあるとは、確かにその通りだと思います。選挙ではっきりと見える結果が示していると思いますね」

    モーリー・ロバートソン「挑発的ニッポン革命計画」『週刊プレイボーイ』で「挑発的ニッポン革命計画」を連載中の国際ジャーナリスト、モーリー・ロバートソンが、社会の現実から大きく遅れて多様性理解が進まない自民党の末期ぶりを指摘する。

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    すでに多くの調査では、同性婚を法で認めるべきだという人が7割を超え、先日札幌高裁も「現行制度は憲法の趣旨に反する」との判断を示しました。また、経団連も経済的な損失などを理由に選択的夫婦別姓の実現を求めるようになりました。

    婚姻関係のテーマに限らず、LGBTの権利やジェンダー平等について、人々の意識が着実に前進していることは確かです。松本人志氏の文春報道に関して、番組スポンサーの"逃げ足"があれだけ速かったのも、ミソジニー的なものに対する世間の目が厳しくなったからこそでしょう。

    一方、自民党内では、麻生太郎元首相が男尊女卑的な失言をしようと、杉田水脈議員が人権を踏みにじる発言をしようと、ほぼおとがめなし。

    先日発覚した党青年局の若手議員らによる"ハレンチ懇親会"騒動を見ても、時代遅れのホモソーシャルが脈々と息づいていることは明らかです。日本初の女性総理の座に近いとされる高市早苗経済安保担当大臣が絶妙な(逃げ道をつくれるような)言い回しで直接的批判を避けたのも、その空気感を示しています。

    これはつまり、自民党が事実上「少数意見に乗っ取られた党」になりつつあるということです。男女間の格差を解消することや、LGBTの権利を認めていくことの意味は社会の多くの人が理解しているはずですが、現在の自民党の"肌感覚"では、それは旧安倍派を中心に形づくってきた「支持層」の意に反するということなのでしょう。

    変化の波をただ押し返そうとするのか、波によって生まれる軋轢の中にある光をつかもうとするのかで、到達する未来は大きく違う。船が沈み始めていることにすら気づいていない幽霊船のような自民党の"肌感覚"が、日本社会の足手まといになっていることは明白です。

    世界経済フォーラムが発表するジェンダー平等ランキングで14年連続1位のアイスランド(ちなみに2023年、日本は過去最低の125位)では昨秋、男女賃金格差などに抗議する大規模なストライキにヤコブスドッティル首相も参加しました。「世界1位」であっても格差が存在するという現実、それに対してはっきりと声を上げる女性たちと政治リーダーがいるという現実、どちらも直視する必要があります。

    自民党青年局の懇親会の件において唯一の救いは、加藤鮎子男女共同参画大臣ら一部の女性議員が「党の多様性理解は進んでいない」と痛烈に批判したことです。

    外から見ると「まとも」な意見であっても、自民党内では現在、まだ"ノイズ"でしかありません。しかしこれが投票行動に跳ね返れば、もっとはっきり言うなら投票率が上がれば、ノイズ扱いされていた「国際基準のジェンダーと多様性」はやがて無視できなくなる。

    有権者の投票率をとにかく上げていった結果として、極端な主張を持つトンデモ議員が何人か誕生する可能性ももちろんあります。しかし、それ以上に多様な価値観が投票に反映され、政治に波風を立たせていくことは大事です。

    新時代の社会的コンセンサスは醸成されつつあるのに、実際のアクションに表れず停滞していることは大きな損失です。特に(投票率の低下が叫ばれる)若い世代にとって、これはまさに「自分事」のはずです。

    週刊プレイボーイでコラム「挑発的ニッポン革命計画」を連載中のモーリー・ロバートソン氏


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    ルッキズムに反対する美しいモデルとタレントの重要性とは?


    モーリーロバートソン(Morley Edmund Robertson、1963年1月12日 - )は、日本を中心に活動している米国籍のタレント、DJ、ラジオパーソナリティ、ミュージシャン、コメンテーター。ニューヨーク生まれの広島市育ち。『モリロバ』とも。 パートナー(事実婚)は女優の池田有希子。実弟は米国軍保健科学大学助教のDr…
    33キロバイト (3,754 語) - 2024年2月15日 (木) 12:32


    ルッキズムに反対することは、社会全体が美しさの定義に縛られないようにするために必要な取り組みだと思います。人々は外見だけで判断されるべきではなく、内面を重視するべきですね。

    モーリー・ロバートソン「挑発的ニッポン革命計画」『週刊プレイボーイ』で「挑発的ニッポン革命計画」を連載中の国際ジャーナリスト、モーリー・ロバートソンが、日本社会におけるジェンダー平等の実現に向けて必要な「インターナル・バイアス」の克服について考察する。

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    3月8日の国際女性デーに合わせて、各自治体が女性活躍に関する課題の提示や啓蒙を行なっていました。ただ現実として、日本のジェンダーパリティ(公正)推進の先頭にいるのは、都市部の大企業でしょう。グローバルでビジネスを展開する以上、パリティやアファーマティブ・アクション(積極的格差是正措置)を進めることは当然の責務、コンプライアンスの一部と見られるからです。

    そして、その流れに追いつけない中小企業は人材を確保できず、男尊女卑的価値観から抜け出せない地方はより疲弊する。これも避けられないことです。すでに女性の"脱出"は各地で進んでおり、例えば内閣府によると、東北、北関東、甲信越地方では20~34歳の未婚男女比が男性のほうが高い自治体がほかの地域よりも多い――つまり"男余り"の状態にある。

    こうした外圧の力もあり、雇用も給与も管理職割合も、数値化できる部分はパリティが加速していくでしょう。では、人々の「意識」まで同じスピードで変わるでしょうか?

    今回注目したいのは、男性から女性への偏見ではなく、いわば女性同士の「インターナル・バイアス(内なる偏見)」。古い価値観で自身を規定している女性が、変わろうとする女性と連帯できない現象のことです。

    例えばモデルやタレントの女性がジェンダーギャップについて発言すると、一部の男性から誹謗中傷が飛ぶだけでなく、思いのほか女性の共感も得られないことがあります。生まれながらの美貌という"優待券"を武器に活躍する"特権階級"と見られてしまうようなニュアンスでしょうか。"丸腰"の私が戦場に出ても無駄死にするだけだ、それなら従来の価値観に適応して生き抜いたほうがいい、というような感覚もあるかもしれません。

    もう少し一般社会に間口を広げ、あえて極端にデフォルメして言うなら、自分で道を切り開ける一部の女性は、国際標準のプラットフォームで権利を主張できる。周囲の男性も多くは理解があり、その中で力を伸ばしていける。理解のあるもの同士で家庭を築き、仕事と育児・家事の役割もシェアして人生を歩んでいける。

    でも、現実的にはそこにたどり着けない女性がたくさんいる。そういった人たちが現状を追認してしまう――そんな構図です。

    まず必要なのは、男性がこの構図の奥底に何があるかを理解することです。多くの男性は学歴が良かったり、仕事ができたりすれば、年齢を重ねるに従って上がっていくことができる。社会における努力が一直線で済むのです。

    しかし女性はそうではなかった。"かわいげ"があるだのないだの、職場や結婚相手に理解があるだのないだの。これは男性には不要な努力、あるいは"ガチャ"です。

    今、権利を主張し、連帯を呼びかけている女性の中には、確かに成功と美貌に一定の関連があった人も多いかもしれません。だとしても、その人たちが小さくこじ開けたドアには大きな意味があります。

    多くの女性がその点にまで理解を示し、連帯し、男性を巻き込んでいけば、点が線となり、面となる日は遠からず訪れるでしょう。美しいモデルやタレントが「ルッキズム反対」と主張することにも、この問題に関しては間違いなく意義があるのです。

    週刊プレイボーイでコラム「挑発的ニッポン革命計画」を連載中のモーリー・ロバートソン氏


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    モーリーが考察する「正しいか、正しくないか」の限界とは?


    モーリーロバートソン(Morley Edmund Robertson、1963年1月12日 - )は、日本を中心に活動している米国籍のタレント、DJ、ラジオパーソナリティ、ミュージシャン、コメンテーター。ニューヨーク生まれの広島市育ち。『モリロバ』とも。 パートナー(事実婚)は女優の池田有希子。実弟は米国軍保健科学大学助教のDr…
    33キロバイト (3,754 語) - 2024年2月15日 (木) 12:32


    「確かに、正しいかどうかだけで社会が変わるわけではないですね。それに加えて、行動する人たちが正しいと思うことを実践することが大切だと思います」

    モーリー・ロバートソン「挑発的ニッポン革命計画」『週刊プレイボーイ』で「挑発的ニッポン革命計画」を連載中の国際ジャーナリスト、モーリー・ロバートソンが、社会への問題意識に燃える若者との邂逅から「どう生きるか問題」を考察する。

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    先日、「正しさ」に忠実に生きようとしている若い方とお話をする機会がありました。合理的無関心や冷笑的な保守派・右派の広がりが見える今の日本社会において、社会のあらゆる不条理から目を背けたくないという真っすぐな当事者意識を持つ人は少数派です。まずはその点に感銘を受けました。

    特に女性差別、LGBT差別、外国人差別といった人権意識に関して、時に歴史修正を絡めてあざけ笑うような一部右派ポピュリズムの主張は、すでに末期症状に達している。それはまぎれもない事実ですから、まるで問題が存在しないかのように振る舞う人々の嘘や鈍感に惑わされる必要はありません。

    ただ、少し気になったのは、口から出る言葉の「角度」です。自分たちは正しいが、大人たちはそれを見ようともしない、だから罰せられても仕方ない――。こういった発想は、環境にせよ、人権にせよ、格差にせよ、現在われわれが直面している問題には明解な「解決策」があるということが大前提になっています。

    現実社会は矛盾の塊であり、いつの時代もそれを支えているのは"善良な人々"です(社会を変えたいと願う人にとっては"忌まわしい存在"かもしれませんが)。

    「正しいか、正しくないか」というアルゴリズム的な発想で、今ある日常を批判し続けるだけで変化を促すことは難しいし、やがて自分たちがその人たちにとって"忌まわしいやつら"になってしまうリスクもある。それは先人たちの例を振り返っても明らかです。

    自由で失うものがないという最大の特権を持つ若い人たちが、バイナリー(二者択一的)な枠にはまった"ソーシャル・ジャスティス・ウォリアー"になって年月を費やすのはもったいない。

    1970年代にドイツのロックバンド、CANのボーカリストとして活動したことでも知られるダモ鈴木さんは、世界を転々としながら自由奔放に生き、先日74年の人生に幕を下ろされました。彼のように生まれた国、社会の定常からはみ出し続ける人生は、おいそれとまねできるようなものではないかもしれません。

    しかし、物理的に国外に行くかどうかにかかわらず、仕事や家庭などが日々に定着しきった"生活者"となる前に、日常というものを成り立たせている"グリッド(格子)"から己のマインドがはみ出していく経験をすることの意味は小さくない。

    責任や信頼、搾取や無関心、そして臆病さが格子のように組み合わさって維持されているこの社会の日常は、内側から見ている限りは「普通」でしかないからです。

    冒険がリスクを伴うことは誰でも知っていますが、内側に閉じこもって"純粋培養"され続けることのリスク(あるいは、それによって失われるもの)に、多くの人は気づいていない。ストリート(=外側)に出てみると、必死で生きる人が必死さゆえに持たざるを得なかった醜さに直面することもあるでしょうし、「内側」を「内側」たらしめているシステムを、やり方次第でハッキングすることができることにも気づくでしょう。

    ただその一方で、人に対して「自由に生きなさい」と言うことの矛盾もひしひしと感じます。自由にはどんなメリット・デメリットがあるのかを説明されないと「自由であること」について考えることができない人は、もはや永遠に「自由になれない発想」に縛られ切っている人なのではないだろうか?

    「人生の助手席ではなく運転席に座る」という、あるイギリス人の演出家の言葉になぞらえるなら、自分は果たして本当にハンドルを握っているのか。それとも、実は運転手付きのクルマの助手席や後部座席からサファリパークを楽しんでいるだけなのか。そのことを、特に若い世代の人には考えてほしいと思います。

    週刊プレイボーイでコラム「挑発的ニッポン革命計画」を連載中のモーリー・ロバートソン氏


    (出典 news.nicovideo.jp)

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