「ギャンブル依存症問題を考える会」が抗議を表明
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アルピニストの野口健氏が自身のX(Twitter)アカウントで、ドジャース大谷翔平選手の元通訳、水原一平容疑者の一連の問題に関して「万死に値する」と発言したことを受け15日、「ギャンブル依存症問題を考える会」が削除を要請する抗議文を野口氏に送付することを明らかにした。
野口氏は、水谷容疑者が大谷選手になりすまして24億5000万円もの大金を不正に送金、銀行詐欺容疑で訴追されたとの報道を引用する形で「『万死に値する』という言葉が頭を過る程に罪深い。大谷選手が関わっていたかのような嘘を付き、またそれにつられ大谷選手共犯説まで吹聴する人まで現れ。恐らくこの世に産まれてきた事を後悔する程に彼にとって残りの人生は壮絶なものになるのではないか。しかし、残念」と投稿していた。
この投稿にはすぐに抗議のコメントが寄せられており、「あくまでと頭の中を過ったという僕の率直な感想」と説明。「確かにきつい表現でした。『万死に値する』という表現は受け取り方によって色々あるのだと思います。『何度死んでも償えないぐらいの罪』という意味だと認識しています。人間何度も死ねませんので、つまりは『かなり重たい罪』というニアンスが込められた言葉なのだろうと(これは僕の解釈です)」と釈明していた。
「ギャンブル依存症問題を考える会」の田中紀子代表は自身のXで「野口健氏による2024年4月12日のご自身のXへのポストは、ギャンブル依存症問題に関わる、当事者及び家族の団体の代表として、到底看過できるものではなく、抗議文兼要請書を出すことに致しました」と、野口氏に発言の撤回を求めている。「罪は罪として償い、誰にでも生き直す権利はあります」とコメントしている。
野口氏の発言は波紋を広げ、自身も薬物依存からの回復を目指している俳優の高知東生さんも16日、Xでギャンブル依存症問題に触れ、「依存症者を応援したくない人もいるだろう」とした上で、「でもだからって万死に値はしない。死んだら償えないからな」と発言している。
野口氏は16日11時までに問題視された投稿を削除している。
(出典 news.nicovideo.jp)
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