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    結婚


    「高学歴女性の独身生活事情」京大院卒女性が語る年収1000万円の理由とは?


    上昇婚 (カテゴリ 人間生殖)
    上昇婚(英:hypergamy)は、自分又は自分両親・家柄よりも高い階級・社会的地位・高学歴、あるいは高収入性の者と結婚・結婚希望する行為や傾向を示す言葉である。主に女性の多数派に見られるため、基本的に女性が自分両親よりも高い社会的地位や経済力ある男性と結婚しようとする通婚上の慣行を意味す…
    51キロバイト (6,499 語) - 2023年11月11日 (土) 11:24


    高学歴でキャリアが成功している女性が結婚しないことが当たり前とは言えないと思います。それぞれの人生設計や選択肢がある中で、結婚を選ばない道もありますよね。

    画像はイメージ

    仕事を探すうえで、学歴が武器になることがある。そのため、「学歴が必要か否か」で「必要」と考える人のほうが多いだろう。三重県の50代女性(医療/年収1000万円)も、学歴は必要と考える一人だ。
    女性は学生時代に国家資格を複数取得し、手に職をつけ「結婚しないという人生を謳歌しています」と語る。京都大学の大学院を卒業している女性が「自分自身に学歴があってよかったと思う」と語るその理由は、生まれ育った家庭にも一因があるようだ。(文:林加奈)

    「結婚って何が楽しいんだろう?と疑問しかありませんでした」

    「母親が、収入がないことから父と離婚できず、DVに耐えていました。平成初期だとリベラルを気取る同じ大学の男性も、妻が集めたゴミを出すだけで『家事手伝ってる』アピールし、家事育児は女の仕事というスタンスの人がほどんど」

    「子どもが苦手なこともあり、結婚って何が楽しいんだろう?と疑問しかありませんでした。平成初期はそれを言い出しにくい時代でしたから、今はいい時代だと思います」

    確かに、昭和の余韻が残る平成初期(1990年代)は、共働き世帯は今ほど多くなく、家事を分担するという価値観も今ほど浸透していなかったように思う。女性は未婚率の増加や少子化の進行についても持論を展開している。

    「高学歴な女性ほど結婚しない統計結果がありますが、当たり前ですよ。一人でも自立できる収入や知識がありますから。政府は、壁ドンのやり方なんぞ教えずに、家事育児ができる男性の教育をすればよいのではないかと思います。なんなら男が出産する方法の確立ぐらいしないと、少子化は止まらないと思いますね」

    「男が出産」は現実的ではないものの、2022年に内閣府の研究会で提案された恋愛支援には、確かにそう言いたくなる気持ちも分かる。
    自分の学歴については率直に「不満はありません」と綴る女性。最後に、どこからが高学歴だと思うか聞くと、

    「学歴が高い、の基準は偏差値よりも『俺〇〇卒なんだよね』と学歴マウントを取らなくても自己アピールができる知性があることだと思います」

    と、納得の回答を綴っていた。

    ※キャリコネニュースでは学歴をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/K0DQY3O9

    「高学歴女性が結婚しないのは当たり前」年収1000万円で独身生活を謳歌する京大院卒の女性


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    現代の日本人が直面する「憂慮すべき変化」とは?


    政治イデオロギー > 自由主義 > 資本主義 資本主義(しほんしゅぎ、英: capitalism)または資本制は、国政によってよりも営利目的の個人的所有者たちによって貿易と産業が制御(コントロール)されている、経済的・政治的システム。特に近現代の資本主義の根幹は、自由資本主義・リベラルキャピタリズム(liberal…
    82キロバイト (10,505 語) - 2024年3月1日 (金) 03:11


    本当にそうなんだろうか。結婚や子供がないからと言って、人生が満足できるかどうかは人それぞれだと思う。自分にとって何が幸せなのか考えて行動すべきだと思います。

    なぜ結婚をしない人が増えているのか。『人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造』(ハヤカワ新書)を上梓した精神科医・熊代亨さんは「コスパやタイパといった考え方が浸透し、結婚や子育てはコスパが悪いと考える人が増えている。これは、資本主義による人間の家畜化が進んだ結果だ」という――。

    ■すべてが「コスパ化」している

    今日、資本主義的な考え方は経済活動だけにとどまらず、投資・資本・費用対効果(コスパ)といった概念は色々な場面に適用されがちです。そうしたなか、タイパ(タイムパフォーマンス)という言葉も登場し、三省堂の「今年の新語2022」の大賞に選ばれました。

    文化資本や社会関係資本といった言葉が象徴するように、社会学者たちは学歴・教養・礼儀作法・人間関係・健康・美容・マインドまでをも資本財とみるようになり、実際、それらは投資やリスクマネジメントの対象にもなっています。してみれば、現代人の行動の広い範囲が資本主義の思想に基づいていて、この思想はよく内面化されていると言えるでしょう。

    コスパやタイパといった考え方は広く浸透し、たとえば動画サイトを二倍速で視聴するような習慣も生み出しました。人生についても、「コスパの良い人生」などといった言葉が語られ、賛否はあるにせよネットメディアを賑わせています。

    ■人生を資本主義に支配されていいのか

    それにしても、コスパの良い人生とはいったい何でしょう? 人生をコスパで推し量るとは、人の一生という、もともとは資本主義に基づいていなかったものを資本主義の考え方に落とし込んで費用対効果に換算すること、人生の価値基準を資本主義のそれに換算し、その思想に基づいて生きることではないでしょうか。

    コスパやタイパを意識する人々とて、隅から隅まで資本主義の思想どおりに生きるような原理主義者ではないでしょう。とはいえ、本来資本主義に基づいていなかった領域までコスパやタイパで考えすぎれば、資本主義にそぐわないもの、遠回りかもしれないもの、効率的でないもの、リスクを伴うものが選びにくくなります。

    ■コスパで考えると「結婚はマイナス」

    明治安田生活福祉研究所の調査によれば、結婚について金銭的な損得やコスパの観点で考えたことがある人の割合は30代の未婚男女において特に高く、男性で45.7%、女性で48.3%となっています。

    また男性未婚者は結婚の価値をお金に換算するとマイナスであると答えている割合が高く、結婚に対してコスパ意識を持っている人はそうでない人に比べ「結婚に希望が持てない」と回答している割合も高くなっていました。

    同調査からは、コスパに基づいた結婚観を持っている人ほど結婚はコスパが悪い、よって結婚にリソースを割り当てるべきではないと判断している様子がうかがえます。

    私は以上のような状況を、資本主義による人間の家畜化、あるいは“文化的な自己家畜化”の帰結であると考えています。

    ■イヌもネコも人間も「自己家畜化」した

    自己家畜化とは、生物が進化の過程でより群れやすく・より協力しやすく・より人懐こくなるような性質に変わっていくことを指します。たとえば人間の居住地の近くで暮らしていたオオカミやヤマネコのうち、人間を怖れず一緒に暮らし、そうして生き残った子孫がイヌやネコへと進化したのは自己家畜化の例です。人為的に家畜にするのでなくみずから家畜的に変わったので「自己家畜化」、というわけです。

    そして進化生物学は、私たち人間自身に起こった自己家畜化も論じています。考古学、生物学、心理学などから多角的に検討すると、この自己家畜化が私たちの先祖にも起こってきたというのです。自己家畜化にともなう生物学的な変化によってセロトニンが増大し不安や攻撃性が抑えられ、より人懐こく、協力しあえる性質が人間にもたらされました。

    進化生物学の研究者たちも述べるように、自己家畜化は今日の文化や社会環境を築くうえで非常に重要だったはずで、この変化がなければ都市に集まって暮らす今日のライフスタイルは成立不可能だったでしょう。

    ■人間の動物性がますます漂白されている

    ところが最近、その生物学的な自己家畜化の進展よりずっと早い速度で文化や社会環境が変わっています。生物学的な自己家畜化の歩みと文化の歩みの速度にギャップが生まれ、リードする文化の側が「人間よ、文化の進歩にあわせてもっと自己家畜化しなさい」「資本主義などの思想にみあった家畜人になりなさい」と人間を引っ張っています。

    その結果、文化や社会環境が人間の動物性をますます漂白していく現況を精神科医としての私は憂慮しています。

    自己家畜化が進んだとはいえ、人間は、ホモ・エコノミクスである以前に動物としてのホモ・サピエンスでもあります。遺伝子を継承し、子々孫々の繁栄を求める動物の観点からみれば、最もコスパが良いとは、最も効率的に子孫や血縁者を残せることを指すはずです。

    ■「遺伝子を運ぶ乗り物」から資本の乗り物へ

    ところが今日、そのような観点からコスパを推し量る人はまずいません。コスパを追求する人が結婚を敬遠し、結婚したとしても子どもの人数を制限する判断基準は、動物としてのホモ・サピエンスのものではありません。

    高収入志向も高学歴志向も、ぜいたくな生活や顕示的消費を望むのも、資本主義の思想を内面化したホモ・エコノミクスならではのもので、そこから逸脱した「貧乏の子沢山」のような生き方は今日では選ぶに値しない生き方、というより非常識な生き方とみなされるでしょう。

    進化生物学者のリチャード・ドーキンスは『利己的な遺伝子』(紀伊國屋書店)のなかで、「人間も含めた生物は、遺伝子からみれば(遺伝子を運ぶ)乗り物である」と比喩しましたが、今日の人間はまるで自己増殖する資本の乗り物のようです。

    社会の隅々にまで資本主義の思想が浸透し、それを内面化した私たちにとって、資本主義の思想(ミーム)は生物学的な遺伝子(ミーム)よりも強い行動原理になっていて、子孫を残すのにふさわしい暮らしは、資本主義にふさわしい暮らしに上書きされています。

    ■わざわざ配偶や子育てを選ぶ人は「異端者」に

    こうなってしまった以上、最終的には、配偶や子育ては個人のものから社会のものになるしかないのではないでしょうか。

    そもそも、世代再生産を個人のインセンティブに頼っているから少子化が進むのです。資本主義が浸透し、誰もが家族や子育てにまつわるリスクを合理的に考えるようになれば、ホモ・エコノミクスとしての私たちが子育てを躊躇し、配偶すらリスクとして回避するのは当然でしょう。なぜならそれらは投資事業としてはあまりに長期的でベネフィットが不確かだからです。

    今後、私たちが「真・家畜人」として資本主義に一層忠実になっていくとしたら、配偶や子育てが納税のように義務化されない限り、それらをわざわざ選ぶのは異端者とみなされるように思います。事実、すでに私たちは衝動的に性行為し妊娠し出産する人を異端者のように眺めていませんか。

    どのみち、IoT化によって一層の監視と介入が促される未来の世代再生産の場は現代人が理想視する家庭とは異なったどこかでしょうし、そのとき従来どおりの家族愛が成立しているともあまり期待できません。

    家族愛の手前の段階、ロマンチックラブと配偶の結びつきにしてもそうです。男女が職場で出会い関係をもつことがハラスメントやインモラルとみなされやすくなり、マッチングアプリが台頭してきている昨今の風潮は、お見合い結婚が20世紀風の自由恋愛に根差した結婚に変わっていった、その変化のさらに次の段階が訪れつつあることを暗に示していないでしょうか。

    つまり功利主義に基づいてハラスメントを回避しあい、資本主義に基づいてコスパやタイパを最大化しあう、そのような要件を一層満たす出会いが望まれ始めているように見えるのです。

    ■生産性や効率性のために人間が性別を捨てる未来

    性交同意書の導入もその一端かもしれません。性交同意書は性行為の領域に功利主義や社会契約のロジックを徹底させるツールで、一面としては男女双方の自由を尊重するものですが、別の一面としては中央集権国家に性行為の差配を委ね、管理させるものでもあります。

    工場ではなく家庭で子育てすること、専門家でもない個人が子育てをすること、自分の身体で妊娠し出産すること、さらに男女が身体を用いて性行為すること、これらがすべて忌避されるようになっても私は驚きません。

    生産性や効率性のために人間が性別を捨てることについても同様です。ここ数百年の人間は動物としての性質を一層自己抑制する方向へと、“文化的な自己家畜化”を促す文化や環境からの求めのままに変わり続けてきたのですから。

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    熊代 亨(くましろ・とおる)
    精神科医、ブロガー
    1975年生まれ、信州大学医学部卒業。ブログ「シロクマの屑籠」にて現代人の社会適応やサブカルチャーについて発信し続けている。著書に『ロスジェネ心理学』『融解するオタク・サブカル・ヤンキー』『「若作りうつ」社会』『認められたい』『「若者」をやめて、「大人」を始める』『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』『何者かになりたい』『「推し」で心はみたされる?』など多数。

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    ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/bee32


    (出典 news.nicovideo.jp)

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